サモア

ココがちがうよ 日本語とサモア語 「ちょっときて」じゃなくて「来い!」

まいどおおきに、ネギヤンです。

実は先月末にデング熱にかかってしまって、1週間ひたすら床に伏す生活をしてました。そしたら、

 

“異国の地 × 病気時の弱気さ × 活動が進んでへんやるせなさ”

から、ものすごい「何してるんや自分」感に襲われてしまったうえ、そのまま学期休みに突入。
ここ最近無気力な生活を送っていてすっかりブログもさぼっちゃってました。

 

でも今週からようやく新学期も始まり、ぼちぼち生活のペースも戻ってきたので、これからまたぼちぼち更新していこうと思います。

 

さてさて。

わいは、ただいま絶賛サモア人家庭でホームステイ中なのですが、最近「家の中での言葉づかい」について色々と感じることがあるので、それについてちょっと考えてみたんで、よければお付き合いくださいませ。

 

「ちょっときて~」「ちょっと◯◯とって~」

    • 「ちょっと塩とってくれへん?」
    • 「◯◯!お米重いから運んでおねがーい!」
    • 「おもろいテレビしてるからリビングおいでやー!」
    • 「ちょ、おとん、頼むからちゃんとう◯こくらい流してや

     

    というように、家族で生活してたら色々と「お願い」する場面がいっぱいありますよね。

    そんな「お願いするときの言葉づかい」が、日本とサモアでは全っ然違うくてオモロいんです。

    クッション言葉があってこその「お願い」

    日本人の僕らは、誰かになんかお願いする時には「クッション」になる言葉を使うのが当然という感覚がありますよね。

    例えば、

    • 「ちょっと ~ してくれへん?」
    • 「悪いねんけど ~ 醤油とって!」
    • 「~ して!おねがい!」
    • 「まことにもってかたじけないねんけど ~」

    のように、です。

     

    こういった相手のことを考えたクッション言葉が一言があるかないかで、それが「お願い」か「命令」かに変化するのではないでしょうか。

    もちろん、仲の良い友達とか家族とかには少々崩して頼む時もあると思いますが、それでもある程度のラインがあると思います。

    「塩とれ!」

    って家族とか友達にファミレスで言わないと思うんよね。

    「う○こ流せよ!」

    はうんこが流れてなかったら友達でも家族でも言ってまうと思いますけど。

     

    いずれにせよ、親しき中にも礼儀ありって感じで、我々の日常ではこうした「命令」を「お願い」に変えるクッションになる言葉が使われていると思います。

     

    ノークッションなサモアの「お願い」

    で、サモアの「お願い」の仕方はどうなんかといいますと、全くもってノークッションです。小学校の頃に全精力をかけて作った泥団子くらい、カッチカチでクッションがありません。

     

    例えば、家でよく言われるのが

    「Sau!(こい!)」

    「Mai!(もってこい!)」

    です。

     

    例えば、部屋で勉強してる時にリビングから

    「Sau!」

    って呼ばれたり、

    リビングにいる時に

    「Mai! Telefoni!(電話もってこい!)」

    とか言われたりします。

     

    ホームステイし始めの頃、こういうお願いをされてなーんかイヤな気持ちになりました。命令されてるように感じるから。

    「ちょっときてー!」とか
    「ケータイ取ってお願い!」とかなら全然お安いご用なんですけど、言葉一つで受け取り方変わりますよね。

     

    しかも「来い!」て言われてリビング行ったら

    「Ki moli」=「電気つけて」

    とかで二重に腹立ちます。

    自分でやれや!って。

    ホームステイ始まって2ヶ月目ですが、今でもたまにイラっとしちゃいます。

     

    なぜノークッションなのか?

    ではなぜサモアのお願いはノークッションなんでしょうか。

    わいは2つの理由があるんやないかなと思います。

    理由その1 めんどくさいから一言で済ませたい

    サモア人、基本的にめんどくさがり屋です。

    近くの人に物渡すときは動くのめんどくさいからポーイって投げて渡すし、学校まで歩いて3分の距離でも車通勤するし、なんなら職員室から教室までの距離15メートルを車で移動する猛者までいます。

     

    そんなサモア人だから、「~して!お願い!」にあたる「Fa’amolemole(Please)」を略してるんかな、と。

     

    つまり、心の中では「お願い!」って思ってるけど口には出してないだけで、サモア人同士はそれが通じ合ってるんじゃないかと。

     

    理由その2 そもそも「お願い」じゃなくて「命令」

    前の記事にも似たようなこと書いたのですが

    まるで主人と奴隷!教師と子どもの関係について

    サモアの学校や家庭では、教師と子、親と子の上下(主従)関係がすんごいんです

     

    炊事洗濯ゴミ拾い、その他家事に関することはほぼだいたい子どもがやります。

    それにくわえて、親はほとんど動きません。ご飯運ぶのも子ども、リモコン取るのも子ども、布団敷くのも子どもです。

    きっと今は親の立場の人たちも、子どもの頃にはそうやって顎で使われていたはず。
    だから、それが「当たり前」だから、そもそも「悪いねんけど~」って気持ちがない。だから、「お願い」っていう感覚じゃなくて「命令」だと。

    この2つがわいの予想です。実際どうなのかわからないですが。

    まとめ「 目指せ サンプラザ中野」

    だんだん慣れてはきたものの、やっぱりクッションになる言葉はある方がいいですよね

    これって日本人特有の感覚なんかな?とも思ったんですが、英語でもお願いする時は “Can you ~?” とか “~ Please” って家族同士の会話でもつけるって聞いたことがあります。

     

    まあいずれにせよ、郷にはいらば郷に従うしかないですね。この言葉の問題ばかりは。

     

    あの「走る〜走る〜オレーたーちー♪」の「ランナー」で有名なサンプラザ中野さんは大の健康オタクらしくて、ベッドや布団ではなくカッチカチの石の上で毎晩寝てるそうです。
    そんなこと聞いたら健康ってなんなんや?とか思っちゃうけど、迷宮入りしそうなんでそれはさておき。

     

    で、なにがいいたいかというと、中野さんの石ベッドを見習い、クッションなしのカッチカチ言葉の環境に慣れていこうと思います。

     

    さいごに余談なんですが、この前ホストファミリーの車(日本製 VOXY)に乗せてもらったら、カーナビにこんな表示が。

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    まさかの皇居のなか爆走!

    最後まで読んでくれはってありがとうございました。

    ではまた!

    ABOUT ME
    ネギヤン
    ネギヤン
    『好きなことを 好きなだけ ごっちゃまぜ』にする生き方を模索中の26歳。 『大人になってもドッチボールできるとか最高!』と思い先生を志す▷教採合格し新卒3年間小学校の先生▷青年海外協力隊でサモア(今ココ)▷奥さんと世界一周▷いろんな人がまじわり、子どもの世界が広がるような地域教育の拠点をつくります □学校/教育/旅/キャンプ/カメラ/読書/服/Apple製品