Talofa!
まいどおおきに!ねぎやんです。
ついに9月4日(月)に任地に赴任され、いよいよ活動がスタートしました!
ってことで、最初の1週間の活動を振り返ろうと思います。
ーもくじー
1.アフェガ小学校 基本データ
これがこれから約20ヶ月間の活動場所となるアフェガ小学校です!

サモアの小学校では珍しい2階建て!
2000年に日本の支援によって建設された公立小学校です。
児童数はこんな感じ。
Year |
Male |
Female |
Total |
1 |
31 |
33 |
64 |
2 |
24 |
17 |
41 |
3 |
31 |
32 |
63 |
4 |
24 |
27 |
51 |
5 |
28 |
15 |
43 |
6 |
24 |
19 |
43 |
7 |
23 |
22 |
45 |
8 |
24 |
21 |
45 |
Total |
209 |
186 |
395 |
多分サモアではそこそこ大きい学校の部類に入るんじゃないかな?
ちなみに、サモアの学制は小学校(日本でいう年長~中1まで)と、中高等学校(中2~高まで)とわかれています。
先生は、人数の多い1年生と3年生が2クラスずつあるので、学校全体で計10クラス。
その10クラスを校長先生も含めた教員みんなフル動員で面倒見てるから先生は10人。
のところにわいが来たから、計11人体制の学校です。男性4人・女性7人。
ちなみにみんながっつり肥満です。
場所はこんなところ。
首都アピアから車で15分ほど。島の北部にある村です。
まあ、なんもないです。マーケットはあるけどそれ以外は何にも。
でもそれくらいが生活しやすくてちょうどいい。早くもこの村気に入ってます。
2.今週の活動
そもそも、わいは何しにこの学校へ来たのか?
派遣要望書にはこう書かれてます。
⚪︎予定されている活動内容
- 理科及び算数を主に担当し、担任教師と共に(あるいは単独で)授業を行う。
- 理科及び算数の効率的な授業手法を教師に助言し、改善を図る。
- 教師の理科及び算数の知識/能力改善、向上に努める。
- 小学校配属の同職種協力隊員とワークショップを開催し、どう地域内の複数学校の教師を対象にした活動も期待されている。
要は、理科と算数の授業なっとかするためのお手伝いってことです。
算数の授業は大好きやねんけど、理科はなあ…商業科出身やし……とか言ってる場合じゃないっすよね。
で、サモアの学校は、10weeks = 1Termが年に4回ある4学期制で、ただいまTerm3のWeek8。というなんとも中途半端なタイミングでの赴任。
なので校長と相談した結果、今学期はobserveに徹し、来学期から授業を担当することになりました。
さて、活動第1週。
まずはスタッフとの関係づくりとサモアの学校のリズムをつかむことから!ってことで、今週の目標は以下のとおりに設定してました。
- 全クラスの授業を観察すること
- 全教師の名前を覚え、おしゃべりすること
- 子供たちに名前を覚えてもらうこと
- 学校生活の流れをつかむこと
結論から言うと、ぼちぼちイイ感じの滑り出しで1週間終えられました。
①の授業観察はこれでもかってくらいに時間があったから余裕。1日に1教室くらいのペースで、じっくり観察させてもらいました。
②は名前覚えるのちょっと苦戦したけど、なんとかマスター!先生に話しかけたら授業中やけど子供放ったらかして(オイオイ)色々とおしゃべりしてくれました。
③もバッチリ。各クラスで挨拶させてもらったのと、毎週金曜日1週間の最後にある歌の集会で全校児童の前で踊らされてインパクト残せたっぽいっす。
④もOK。日本の学校と違いすぎて面白い。その辺はまた別日に記事書こうと思ってます。
と、まあこんな感じで書くとなんかそれっぽいことしたっぽいんですけど、実際めちゃめちゃ暇な1週間でした。
みんなあんまり算数と理科の授業せーへんし。退屈すぎて死にそうでした。これあと2週間続くと思ったら、早めに授業させてもらった方がよかったかなあ、という気も。。。
3.感じたこと・これからどうするかの備忘録
1週目のobserveの結果感じたのは以下のこと。学校のシステムとか先生らの働き方とか文化とか、アンテナに引っかかることは多々あるんですが、今回は授業のことだけに絞って。以下、いくつかのジャンルに分けてざっと箇条書き。
◯授業の進め方
- 一方通行。Teacher ⇨ Students (ex)板書⇨小話⇨copy
- 指名法がワンパターン
- 子供の活動が少なすぎる
- 机間巡視っていう文化ない
- 課題やらせてる間放ったらかし
- 全員が考えを外化する場面がない
- グループワークしてたものの人多すぎる 10人/1グループ
- 褒める言葉掛けほぼない。Sasa(棒で叩く)はたくさん。
- 発問の順序 ••• (ex)@栄養の授業 「nutritionってなんだ?」⇨「なんで食べ物が必要なんだろう?」よりも「なんで食べ物って必要なんやろ?」⇨(いろんな意見出た中から)「栄養」
◯板書
- 教科ごとに黒板のスペースが分かれている(部活の連絡板みたい)
- 宿題とか前時の内容書いたまま消してない
- 色チョークの使い方不明確
- 黒板よりもやたらと模造紙使う。教室が紙まみれ。黒板に貼りっぱなし
◯その他
- 子供達の意識 math 好き:science 嫌い
- ノートの使い方統一されているっぽいが、、、
- 子供が暇な時間多すぎ。メリハリない。
- 系統立ってない授業内容(サモアの小学校は教科書がない)
- 実験道具なさすぎ。予算めっちゃ残ってるらしいのに。
- 子供が集中できない教室環境
というのを踏まえて、これからの活動で行なっていきたいなと思ってること。
①算数の授業のモデル化
日本で勉強させてもらったやつを元に。四則演算の帯活動も導入したい。
②板書についてのワークショップ
板書も大切という意識改革。色分けなどの基本的なルール。
③ノートの使い方
主に算数。位取りできてない子を見て思った。
④「教える」以外の授業の形
考えを外化する場面の作り方・意見の交流・アクティビティ
⑤備品購入・実験方法の紹介
机上でしか学べないから理解が捗らない ⇨ 理科嫌いな子が多い原因
どこからアプローチしていくかとか、どういう形で伝えていくかとかはこれから考えていきます。
4.まとめ
バーーーッと書きましたが、他にも気になるところはたくさん。
まあでも「日本と違う=△」じゃないし、変えてもいいところ・変えられる部分と変えたらだめな部分・変えられない部分があるし。
わいは所詮2年経ったらいなくなる『よそ者』だってことは常に念頭に置きながら活動していきたいと思います。
まあでも何するにせよまずは、外国からポンっと来たどこの馬の骨かわからんやつの話でも「まあ聞くだけ聞いてみよう」って思ってもらえる信頼づくりが第一。
このTarm中はそのことに集中して活動していきたいと思います。
クソ長い文章最後まで読んで頂きありがとうございました!
ほなまた!faaosoifua!