まいどおおきに、ネギヤンです。
今日はご家庭でも(材料さえあれば)簡単にできる
本場サモア流ココナッツミルクの作り方を紹介します。
材料
- どこのご家庭にもあるココナッツ(なければ木に登ってとってきましょう)

- 木を削ってクシャクシャってしたやつ

以上。
シンプルですね。自然派無添加バンザイといったところでしょうか。
では早速つくってみようと思います。
作り方
1. ココナッツを割る
ナイフの背中の方で “コンコン” と叩いてココナッツの周りを1周するようにヒビを入れます。

これが結構ハード。
ヒビが入ったら、ナイフの先っぽを入れて、テコの原理で殻を開けます。

開いたら、中のココナッツウォーターをグビッと一飲み。

ちなみに中はこんなになってます。

この白い部分がココナッツミルクのもと。
2. ガリガリとけずる
白い部分をガリガリと削っていきます。

ここからは見ての通りマッチョな、ホストブラザーのピーター(こう見えて24歳)にバトンタッチ。
3. けずった果肉を絞る
白い部分がけずれたら、用意しておいた「木を削ってクシャクシャってしたやつ」でけずった粉をくるみ、

ギューーーーっと絞ると、

一瞬でココナッツミルクに!!
まさか削って粉にした状態からいきなり液体になって出てくるなんて!!
突然の状態変化。
一体あの「木のクシャクシャってしたやつ」の中で何が起こってるんでしょうか。どういう仕組みなんだ。
これをココナッツ10個分くらい繰り返すと、やっとこさ1食分のココナッツミルクが出来上がります。
1つにつき大体5分くらいかかるから、10個で50分。
結構なハードワークです。
うちの家では、ほぼ毎日この作業をおこなっています。
ココナッツミルクへの情熱に拍手!
ココナッツミルクは最強のダイエット食品!?
ところで、ホームステイしているぼくは、サモア人とともにほぼ毎日ココナッツミルクを摂取しています。
そこで思い浮かんだ疑問。
「ココナッツミルクってからだにいいのか?」
これから向こう約2年間毎日食べ続けるであろうぼくの健康にとって、これは結構シビアな問題。
ただでさえ野菜不足で胃が、まいってきています。
気になったので調べてみました。
すると以下のことが判明。
- カロリー高め : 100gあたり150kcal(牛乳 : 67kcal)
- 脂質も高め
…あかんやん。
絶対太るやつやん。
2年間で、まるまると大きくなって帰ることになりそうです。
と、あきらめかけたその時!
ココナッツミルクに含まれている栄養を調べてみると、大どんでん返しが!
太りにくい脂肪:中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸はその構造から、長鎖脂肪酸とは分解の仕組みが異なり、身体に取り込まれると貯蔵されることなく一直線に消化されます。そのスピードはなんと長鎖脂肪酸の4~5倍!
~中略~
ココナッツミルクに含まれる脂肪はこの中鎖脂肪酸が主体。つまり、ココナッツミルクに含まれる脂肪分は、「太らない油」なのです!
この太りにくい脂肪:チュウサシボウさん、なかなかすごいお方みたいです。
なんと次のような効果が
- 体脂肪、内臓脂肪、体重の減少
- 生活習慣病の予防
- 食欲が抑制される
- 持久力が上がる
- 集中力が増す、アルツハイマー型認知症の改善
アメージング!
もはや最強のダイエット食品といっても過言ではないのでしょうか。
こんなスーパーアルティメットダイエット食品を毎日食べてるサモア人。
もちろんスマートで、健康そのもので、体力バリバリあって、バシッと集中してバリバリ働いてる…
わけがない。
みんなふくよかで、15段くらいの階段登って息切れして、短時間無集中型のワークスタイル。それがサモアです。
体にいいからってココナッツだけ採っててもあかんってことですね。
さいごに
これがココナッツミルクの本場、サモアのココナッツミルクの作り方です。
日本でも缶詰とかで売ってるみたいですね。
個人的には、カレーに入れるとタイカレーっぽくなってめちゃくちゃ美味しくなるのでオススメです。
また、サモアでは「オカ」と呼ばれる、マグロの刺身とココナッツオイル、レモン果汁を加えた料理があるんですが、これもまためちゃ美味です。もしよければ試してみてくださいませ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた!