吉幾三の往年の名曲みたいなタイトルになってしまいました。
まいどおおきに、青年海外協力隊としてサモアで活動中のネギヤン(@negiyaaaaaan)です。
先日11月26日でサモアに到着してちょうど4ヶ月。
現職教員特別参加制度で参加しているぼくの残りの任期はあと1年4ヶ月。
時間が過ぎるのがすこぶる早くてびびってます。
サモアの生活にもすっかり適応してきてます。
足の裏はどんどん黒くなってきてるし、
1週間ほどまともに野菜を食べなくても全然ピンピンしてます。(ちなみにこの1週間で食べた野菜はもうしわけ程度のキュウリのみ)
先週には赴任して3ヶ月の中間報告書も提出。
もちろん活動の方もだんだんと軌道にのってきて・・・
ないんですよね。それがさっぱり。
なぜかというと、ここ最近ずっと学校がお休みモードだからです。
ここ1ヶ月くらいまともに授業してるの見たことありません。
授業は10月いっぱいで終わりました
サモアの学校は1月のおわりスタート→12月のはじめに修了の4学期制。
今は最終学期のTerm4の真っ只中です。
予定はこんな感じ。
見てのとおりこの最終学期、びっくりするほど授業がありません。
はじめの4週間で授業が終わった後は、テストやらなんやらかんやらでダラダラーっと最後まで流れちゃいます。
先生たちはweek5の全国統一テストが始まったあたりで
「おも舵いっぱーい!」
とばかりにグインとお休みモードに舵を切り始めました。
ちなみに、week4で授業が終了ってのは体育・理科・算数の授業をもっている、わいの仕事がなくなったことを意味していますね。
なぜか13:00に終わる学校
職員室には「ドヤッ!」とばかりにでかでかとこんな紙が掲示してあります。
見てのとおり低学年は13:30、高学年は14:30に終わるって書いてます。
が、お休みモードに入ってからは13:00に終わったり、12:30に終わったりしてます。
まあもともとこの時間割は一つのオブジェみたいなもんで守られたためしがないんですが、最近はそれに拍車がかかって無視されてます。もうわけがわかりません。
もっとも、次に書くように子供たちはせっかく学校に来てもなーんにもしてないので、なんなら「学校休みにしろよ」とすら思ってるのですが・・・。
わい「なにしてるん?」 子ども「なんもしてなーい!」
授業という活動の軸を失ったぼくは、夢遊病者のように1日中校内をぶらつく日が続いています。かれこれ数週間。
あちこちの教室をのぞきに行く
→ でも授業はしていない
→ 購買に行っておばちゃんとおしゃべりする
→「そろそろ授業やってるかな?」と思ってもっかい教室のぞきに行く
→でも案の定授業はやってない
→無に帰す。
なーんて日々です。
どう?最高にクリエイティブでエキサイティングでしょ?
教室の前を通ると子どもたちが
「ヒロ!」って声をかけてくれておしゃべりします。
わい「なにしてんのー?」
子ども「なーんもしてない!」
学校にきて、教室のイスに座って、先生もいてるのに「なーんもしてない!」って。
そんなことある?
先生を見るとスマホをいじるか、黙々となんかの紙を読んでるか、ただボーっとしているか。
先生は一体なにをしにきてるの?
子どものことどう思ってるの?
子どもたちがかわいそうでしゃーないぞ。
あなたならこの環境で、一生懸命尽くそうと思えますか?
ここまで書いてきたように、もともときちんと働かないサモアの先生たちの怠けっぷりが今学期になってエスカレートしてしています。
正直言って、耐えられません。サモアの学校・先生がどうしても好きになれない。
だから活動へのモチベーションが全然出てこない。
こんなこといったら「それは甘えじゃない?」とか「環境がダメなら変えてやれ!」とか「それも文化のちがいだから仕方がない」と思う人もいるでしょう。
でもやっぱりぼくは、こんな子供を置き去りにした日々がサモアの学校の文化なんだとしたら「クソくらえ」って思うし、好きじゃない人に尽くせない。
ましてや現地の先生たちがまったく働かんし向上する意欲もないのに、よそ者の自分だけ一生懸命にあれやこれやするなんて考えられない。ただの自己満足だと感じてしまって、むなしくなってしまう。
大学の頃に気仙沼大島にボランティアに通っていたのも、いつも泊めてくれる宿のおっちゃんおばちゃんや、島の人たちが好きだから。少しでもお手伝いできたらって思ったから。
ボランティアとして活動するっていうのは、前提としてその活動の対象となるヒトやモノが好きじゃないと成り立たない。
幸いなのは、先生たちのことは好きになれないけれど子どもたちのことは大好きだってこと。
だからぼくは、子どもたちを対象にした活動をこれからどんどんやっていこうと考えています。それはすなわち授業のことなんだけど。
赴任した当初は、「先生に向けたワークショップとかも開きたい。そうじゃないと継続的な発展にはつながらない」なんて考えていたけれど、そんなのは、現場を知らないただのたわごとだったのかな、と今になってはおもいます。
子どもに対しての活動しかしないとなると、それはぼくがココにいる間だけの刹那的で、超マンパワーな活動になってしまいます。とても国際協力なんて呼べたものじゃない。
でも、それでもいいかなって今は思ってます。
目の前にいる大好きな子どもたちの力になれれば、それで。
とはいえ、次の授業は新年度が始まる2月。
今は11月。
つまり、3ヶ月後。
やることがネエ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた!