まいどおおきに!
青年海外協力隊としてサモアで活動中のネギヤン(@negiyaaaaaan)です。
今日は第4タームの最終日。つまり1年で1番最後の日です。
今日もオーケストラの演出のように10時過ぎから1人、また1人と集まってくる先生たち。
「ああ、どうせ今日も茶しばきながらしゃべって終わりか」
と思ってたのですが、活動がちょびーっとだけ進展しました。
ほんのちょびーっと、だけど。ほんまに。0.1ミリ。
来年度の担当授業が仮決定
10月に始まったこの第4ターム。
ぼくは、校長先生からのリクエストのもとYear4-8の5学年分の算数・理科・体育の授業を担当していました。
時間割はこんな感じ。

で、1学期を終えてみての感想は
「え、全然意味ないやんコレ」
でした。
なぜかというと、時間割を見てわかる通り、各クラスで授業をする頻度は1週間にたったの1回。
いくら
「計算力を身につけるために頑張るぞ〜!」
と意気込んでも、たった週に1回だけ計算のトレーニングしたところで成果が現れるわけがありません。理科も同様。
まあこれはこの時間割を校長先生にお願いされた時点で予想はしてました。
でもまあ初めだし。とりあえずは向こうのニーズに応えようと思って、この1学期のあいだはこうしてきました。
来年から
来年からはこうチェンジします。
- 算数を四則演算のみに
- 学年を3学年に絞る
- 理科の授業をやめる
四則演算
1ヶ月ほど前に行われた全国統一テストの結果が、きのう返ってきました。
その結果たるやいなや。
1ヶ月ほど前にやった全国一斉テストの結果が返ってきてけど、あまりにも得点が低すぎてびっくりしてる。
どう高く見積もっても、平均点は20〜30点。算数にいたっては最高得点が28点。
テストの内容と子どもの力が乖離しすぎてる。— ネギヤン@サモア🇼🇸 (@negiyaaaaaan) 2017年12月13日
40人ほどの生徒が受験して、最高得点が28点。
最低じゃなくて、最高得点ですよ。もちろん100点満点。
原因は、間違いなく基礎の計算力が欠如していること。
いくら三角形の面積の公式がわかっても、計算できなければ意味ないですもんね。
だから来年は1年かけて徹底的に計算力にアプローチしたいなと。
そう考えて提案したら、校長先生も同じ問題意識をもっていたみたいですんなりと了解してくれました。
話のわかる校長先生でよかった。
5学年→3学年
あわせて、授業を受けもつ学年を絞ることも了解してくれました。
今は各クラス週に1回のみですが、対象を3学年に絞ると週に3回授業することができます。
受け持つ学年は相談中。
校長先生的には低学年をもってほしいとのことだけど、ぼくのサモア語力では手に負えないので。
理科をやめる
同じく、算数の授業の頻度を増やすために理科の授業をしないことにしました。
なんかどっちつかずになっちゃいそうだったので。
何かを選ぶこととは何かを捨てること。
体育に関しては、引き続き5学年を日替わりでみていきます。
うちの学校の子たちは今まで外で体を動かす授業をした経験がゼロなので、「体を動かす楽しさを味わう」ってのが当面の目標。
なので、1クラスあたりの頻度を高めるよりも1人でも多くの子に向けて授業する方が価値があると判断しています。よって、これはこのままでいいかなと。
自分にどこまでできるのか
と、まあこんなことで活動が進展したとはいえないのかもしれませんが、本当に久々に自分の活動に関する話ができてすっげえ嬉しかったです。
来年度に向けてやる気が出てきました。
とくに算数。
自分の手でどこまで子どもたちの力を引き出せるか、不安だけどワクワクしてます。
やるからには子どもたち自身が「賢くなった!」って感じてもらいたい。
口だけじゃなくて、きちんと結果を出したいな。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた!