教育

先生に必須のスキル『アンガーマネジメント』って知ってますか?

まいどおおきに!
青年海外協力隊としてサモアで活動中のネギヤン(@negiyaaaaaan)です。

ぼくはサモアの小学校で働いているんですが、なんせ子どもたちが超絶やんちゃ

それはそれはもう、めちゃくちゃ子どもらしくて最高に可愛いんですけど、なんせ超絶やんちゃ。

それゆえに、授業しているとあまりのその自由さにちょっとイラッときてしまうことがしばしばあります。

で、よく

「Aua le pisa!(静かにしなさい!)」

とか言いながら熱くなってしまい、そのたびに

「ああ、感情的になってしまった」

と後悔することが最近立て続けにありました。

そんなときに、たまたま

アンガーマネジメント

という言葉を耳にしました。

アンガー(=怒り)」の

マネジメント」とはなんぞや?

と思い、kindleストアで本を探すとこの本がunlimitedで見つかったので、読んでみました。

以下、その読書メモです

「アンガーマネジメント」

そもそもアンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメント──この言葉に聞き覚えのある人は、まだそれほど多くないと思います。  これは1970年代にアメリカから広まった「怒りと上手に付き合う」「怒りの感情をコントロールする」ための心理教育で、筆者は日本の第一人者である安藤俊介氏から2011年以来、そのメソッドを学び続けています

ふむふむ。40年前からって、けっこう最近なんですね。

怒りの感情を「マネジメントする」とは、「怒らなくなること」ではなく、怒りの感情と「上手に付き合う」ことを意味しています

アンガーマネジメントでは、「他人を変えよう」を目指しません。
怒りのマネジメントに取り組むうえで、変えるのは「自分自身」です。
いかに自分をイライラさせずにセルフマネジメントするか

「怒り」が湧くのは仕方ないから、それを抑えるんじゃなくて上手に付き合っていくことが「アンガーマネジメント」ってことですね

 

著者はそれをコップの中に入った水を例に、説明されています。

アンガーマネジメントは、あなたの心のコップから上手に水を抜いたり(対処術)、コップのサイズを大きくする(体質改善)ためのセルフコントロール技術です

水=怒りのもと

コップ=自分の怒りのキャパシティ

怒りは、とても身近な感情で、その扱いも厄介です。 ・自分の怒りの根本原因 ・怒りが発生するメカニズム ・自分に合った怒りのコントロール方法  これらを具体的に学ぶことがアンガーマネジメントの習得につながります

  • 怒りの原因
  • メカニズム
  • コントロール方法

か。深く考えたことがなかったかもしれない。

「怒り」は「コリ」に似てる?

著者は、怒りが「身体のコリ」に似ていると説明しています。

怒りの感情が湧き、はじめのうちは軟らかくてほぐしやすいけれど、だんだんとコリが強くなって、そのうちに整体師などのプロにほぐしてもらわないとどうにもならなくなってしまいます。

さらに問題なのは、凝っている感覚が常態化し、麻痺してしまうことです

イライラしていること、怒っている状態が当たり前の状態になってしまうと、消化活動や睡眠活動などに支障をきたし、早死にする確率も高まってしまうのです。

アンガーマネジメントでは、怒ること自体は全く構わないけれど、「怒ることと、怒らないことを自分の基準で区別できないこと」を問題視しています。

ぼくはそんなにいつもイライラしているわけじゃないけれど、だんだんと溜まってきたら危ないのかも。

怒りの原因

3つの原因がこの本では紹介されていました。

ネガティブな感情

怒りは「第二次感情(セカンダリー・エモーション)」と言われています。

怒りの感情が湧いてくる前には、第一次感情が潜んでいます。

第一次感情はネガティブな要素が大半です。例えば、不安、ストレス、悲しみ、妬み、苦痛、身体的な辛さ、自分の弱さ、絶望感、悲観などです。 

ネガティブな感情は、いわばさっきのコップでいうところの水。

それがじわじわと溜まって溢れ出したときに怒りに変わる。

強いこだわり

私たちがイライラする理由、怒る理由は、自分の信じている「べき」が目の前で裏切られた時です。

と、いうことは、ぼくの場合は「子どもは授業をちゃんと聞くべき」って心のどこかで思ってしまっているのかもしれない。あらためよう。

強すぎる価値観

日本アンガーマネジメント協会では、「道徳心」、「利己心」、「自尊心」、「執着心」、「警戒心」、「自立心」の六つのこだわり、価値観の強さが度を超えてしまうと怒りに変わりやすいと解説しています

あくまで「度が過ぎると」です。

読んでいて、ぼくは「警戒心」が強過ぎるのかもしれない、と感じました

「警戒心」が強い人は、用心深く謙虚です。

しかし、度を超せば警戒心が猜疑心となり、謙虚が劣等感となります

劣等感も先ので見た「第一次感情」となり得るものですから、強い刺激を受けると怒りになります。

思い当たりすぎて怖いです。

どうやってマネジメントするの?

怒りをその場で対処する方法と、怒りにくい体質に改善する方法がこの本ではたくさん紹介されてました。

その中からいいなと思ったものをいくつかご紹介。

呼吸リラクセーション

相手から腹の立つことを言われたら、怒りの言葉で返すのではなく、まずは大きく深呼吸することです。

人は怒りを感じると、呼吸が浅くなり、冷静でいづらくなります。

冷静さを取り戻すよう、鼻から大きく息を吸い、いったん止めて、口からゆっくりと吐き出します。腹式呼吸の要領です。

目を閉じて行ったほうがより落ち着けるという人もいらっしゃいます。頭の中を一瞬無にするようにして2~3回行ってもいいでしょう

カウントバック

カチンときたら、数を1から6までゆっくり数えます。なぜ6秒数えるのかというと、諸説ありますが、怒りの感情のピークは長くても6秒だといわれているからです。つまり、6秒間違うところに意識をもっていくことで、怒りに対する反応を遅らせ、衝動的な行動に至りづらくさせるのです

ポジティブセルフトーク

自分が元気になる言葉を心の中でつぶやいて気持ちを高揚させましょう。

「これは成長のチャンスだ」「大丈夫、ずっとやってきたじゃないか」「さあ行くぞ」など、前向きになれる特定のフレーズを決めておくのです。

筆者は、困難時にアントニオ猪木さんの名言「どうってことねえよ」とつぶやいて、「心のコップ」から水を抜いています。口ぐせを自己暗示にする感覚です。

先生にはマスト

いかがでしたでしょうか。

たまたま知った「アンガーマネジメント」ですが、これって先生に絶対必要なスキルだと思いませんか?

子どもにイライラしたり、怒ってコントロールするような先生にはなりたくないし、そんな人は先生になる資格ない。

この本で学んだことをコツコツ実践して、怒りをコントロールできるようになりたいですね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた!