生き方

「やりたいこと が みつからない」という人こそ 協力隊に参加すべき2つの理由 ーエクスプローラーのステージを生きる【LIFE SHIFT②】

雨が降ると電波が2Gになります。
まいどおおきに、サモアの村からこんにちは。
ネギヤン(@negiyaaaaaan)です。

前の記事に引き続き『LIFE SHIFT』を読んで考えたことを書いていきます。

その前に、ざっとおさらいしましょう。

寿命が100年に伸びる社会では

  • 教育→労働→引退という3ステージの人生が機能しなくなる
  • エクスプローラーインディペンデント・プロデューサー, ポートフィリオ・ワーカーが人生のステージとして新たに出現する
  • 多くの選択肢の中から自己決定し、それらを組み合わせた自分なりの人生をデザインしていく必要がある

著者たちは、こういった主張をしていました。

この本を読んで、考えたことがあります。

 

それは
これから何をしたいかわからない人こそ青年海外協力隊に参加するべきだ
ということです。

なぜかというと、
この本の著者たちが言っている「エクスプローラー」のステージとして、青年海外協力隊は最高の選択肢 だからです。

これから、その理由を書いていきます。

 

「エクスプローラー」とは未知のモノや人に触れ、自分の選択肢を増やす時間

そもそも「エクスプローラーのステージ」って、なに?
ということで下の引用をご覧ください。

エクスプローラーは、周囲の世界を探査し、そこになにがあり、その世界がどのように動いているか、そして自分がなにをすることを好み、なにが得意かを発見していく。このステージは、自分を日常の生活と行動から切り離すことから始まる。新しい町に移ってその土地の人たちと知り合ったり、知らない国を旅して自分の生き方について考えたりといった具合だ。エクスプローラーがおこなう探検は、単なる観察で終わらせずに、さらに一歩踏み込んだときに最も効果がある。観光客が旅先の町を見物するような態度では、大きな成果は得られない。望ましいのは、関わりをもつことだ。

エクスプローラーのステージには、言ってみれば「るつぼ」の経験が組み込まれているのが理想だ。高温で金属を溶かして新しい物質を生成する「るつぼ」のように、その人の人間性を形づくる経験が必要なのだ。具体的には、ほかの人たちの人生を──その人たちの苦痛や苦悩、高揚や喜びを──体感する時間、すなわち、他人の立場に立ってものを考える時間がそのような経験をもたらす。

なぜ、人生にこのような時間が必要になると著者たちはいっているのでしょうか?

それは、100年もの長い人生をデザインしていくうえで
「選択肢」を増やすこと、選ぶことの重要度が高くなるからです。

私たちがおこなう選択は良い結果を生むこともあれば、悪い結果を生むこともあるが、人生が長くなると、悪い選択や判断ミスの弊害が大きくなる。だから、 100 年生きるジェーンが選択肢の探索に多くの時間を割くのは当然のことだ。長寿化時代には、ライフスタイルにせよ、キャリアにせよ、結婚相手にせよ、自分に最も合ったものを見つけることがとりわけ大きな意味をもつ。自分と相性の悪いものを選択したり、早い段階で不適切な道に針路を定めたりした場合に失うものは多い。「あわてて決断、ゆっくり後悔」ということわざは、 100 年ライフにはひときわ重要な金言なのだ。

著者たちが思うに、この世代の真に特筆すべき点は、生まれてきた環境ではなく、 100 年生きることを明確に意識し、それを前提に人生の計画を立てる最初の世代だということだ。選択肢をもつこと自分と相性のいいものを選ぶこと、そして自分のアイデンティティを意識することの重要性がジャックの世代とはまるで違う。ジェーンたちは、自分たちの世代に特有の選択をするのではなく、社会的開拓者として、次世代以降の人たちにとってもお手本になるような行動を取るだろう。
*ジェーンの世代 とは 現在20歳の世代 を指してます

つまり、
未知のモノや人と関わって人生の選択肢を増やして
その中から自分にあった最良の選択肢を選んでいくこと
が我々の世代にはますます重要になるということです。

最良の選択肢を選ぶためには、さまざまな選択肢を知り、それらを吟味する必要があります。

そのための時間を人生のなかに組み込むことを著者たちは提案しているのです。

それが「エクスプローラー」というステージ。

言い方を変えると
自分探し」の期間ともいえます。

 

青年海外協力隊がエクスプローラーのステージにもってこいな2つの理由

理由を書くまえに、もう1度さっきの引用部分を紹介させてください。

エクスプローラーは、周囲の世界を探査し、そこになにがあり、その世界がどのように動いているか、そして自分がなにをすることを好み、なにが得意かを発見していく。このステージは、自分を日常の生活と行動から切り離すことから始まる。新しい町に移ってその土地の人たちと知り合ったり、知らない国を旅して自分の生き方について考えたりといった具合だ。エクスプローラーがおこなう探検は、単なる観察で終わらせずに、さらに一歩踏み込んだときに最も効果がある。観光客が旅先の町を見物するような態度では、大きな成果は得られない。望ましいのは、関わりをもつことだ。

 

エクスプローラーのステージには、言ってみれば「るつぼ」の経験が組み込まれているのが理想だ。高温で金属を溶かして新しい物質を生成する「るつぼ」のように、その人の人間性を形づくる経験が必要なのだ。具体的には、ほかの人たちの人生を──その人たちの苦痛や苦悩、高揚や喜びを──体感する時間、すなわち、他人の立場に立ってものを考える時間がそのような経験をもたらす。

 

これらをもとに
青年海外協力隊がエクスプローラーのステージにもってこいな2つの理由
を説明していきます。

 

「旅」よりも濃い「自分探し」ができる

異国の地で「よそ者」として2年間を過ごす。
それが青年海外協力隊の生活です。

この生活では、嫌でも
自分とは何者なのか
を考えさせられます。

使う言葉どころか、なにもかもがちがう環境での生活。

衝撃的な体験
通用しない自分の常識

そんな連続の日々のなか自分のアイデンティティはぐらぐらと揺らぎます

「郷に入れば郷にしたがえ」と
その国の文化に自分を合わせようとしても
その国の人に自分がなれるわけはありません。

その国の人になろうともなりきれない
そんな宙ぶらりんな立ち位置として2年もの長期間を過ごす。
これほど自分と向き合うのにぴったりな時間はないと思うのです。

 

そういうと、
旅をしても同じような質の時間を過ごせるんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃると思います。

けれども
2年間 腰を据えて異国に “暮らす”という体験は、
旅とはまったく性質がちがいます。

例えるならば、うどんそばのようなものです。
ジャンルでいうと同じ麺類ですが、材料も作り方も食べ方もまるでちがいますよね。

同じように
「外国で時間を過ごす」
という大きなくくりでは同じなのですが、
それぞれで得られることや性質はまったくちがうのです。

 

青年海外協力隊は、暮らすだけでなく働きます
そうなると、関わる人の数もくらべものにならないくらい多く、ともに過ごす時間も長くなります。

するとどうなるか。
その人たちの立場であれこれとものを考える時間も増えます。

また、2年間もの長期間を異国で暮らしていると
1ヶ月、2ヶ月では見えないディープな面が見えてきます。

 

それらを通して、自分の存在について今までにないくらい考えるのです。

これこそ、著者たちの主張する
一歩踏み込んだ深い関わり」ではないでしょうか。

この経験は、旅ではできません。

青年海外協力隊の2年間では
こういった濃密な「自分探し」ができるのです。

 

これからどう生きるかを考える時間、次のステージへの準備をする時間がたっぷりある

協力隊が派遣される国は、途上国とよばれる国々です。

これらの国は一般的に、あくせく働くことはありません。
(ごくまれに、日本にいる頃よりも多忙な日々を過ごしている隊員もいるようですが)

 

たとえば、今のわいは
8:00に出勤して14:00に帰宅という日々を過ごしています。

 

それ以外の時間はフリータイム
「アフター5」ならぬ「アフター2」です。
人によっては殺意を覚えられるかもしれません。すいません。

 

お察しの通り、これだけ自由な時間があれば
たくさんあれこれ考えられるし、
勉強する時間も存分にとることができます。

  • 感じたことを日記やブログで言語化する
  • 本を読んでインプット
  • 目標に向かってコツコツ勉強
  • 木に登ってもぎたてココナッツをぐびぐび飲む
  • ハンモックでゆらゆら1日中お昼寝

なーんでもできます。

ぼく自身、こんなにぜいたくに時間を使うことができているのは初めてです。

 

そんな時間のなかであれこれ考えているうちに、日本を出発する前には想像もしてなかったような、これからの人生のビジョンをもつことができました。

そして、それに向かって準備を進めることができています。

間違いなく、協力隊に来ずに日本で暮らしていたらこのビジョンは持てていないし、行動も起こせていません。

 

だからぼくは思います。

「自分がなにをしたいのかわからない」
「これからやりたいことがない」

なんて人ほど、青年海外協力隊に参加するべきです。

この2年間で、やりたいことやこれからの生き方が必ず見つかります。

まだ2年間の活動の途中なのですが、この時間を得られたことが青年海外協力隊に来て1番良かったことだと思っています

おわりに

青年海外協力隊といえば、何よりもメインはその活動です。

学校で先生したり、村落部でコミュニティ開発をしたり、さまざまなシゴトがあります。

もちろん、そういった活動から得られることもさまざまあるのですが、今回は、それ以外の部分にスポットを当ててみました。

 

くり返しになりますが、
「自分がなにをしたいかわからない」
というあなた。

 

青年海外協力隊を1つの選択肢にくわえてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでくださってありがとうございました
ではまた!