サモア

【南の島で大運動会】 隊員12人で『出張運動会』! サモアの地の利を生かした ”協働” に活動充実のヒントがあった

まいどおおきに、ネギヤン(@negiyaaaaaan)です!

 

 

おねぎくん
おねぎくん
おっ!久々のブログやんけ!

 

ネギヤン
ネギヤン
ご無沙汰です!

 

ってことで、
めちゃくちゃひさしぶりのブログ更新。

もっというと、
めちゃくちゃひさしぶりの 協力隊活動 についての記事です。

 

 

https://twitter.com/negiyaaaaaan/status/1022798524067373056

 

ご覧のとおり
『出張運動会』
なるものを昨日、開催してきました!

 

同期隊員のアイデアが発端で生まれ、
みんなでブラッシュアップしながら企画・運営したこの取り組み。

手前味噌ながらものすごくいい活動になりました。

少なくとも自分がサモアに来てからの1年間でベストな活動ベストの1日でした。

 

この記事では、

  •  『出張運動会』ってなんやねん
  • なんでそんなことやってるん?
  • それってほんまにサモアの子どものためになってる?

なんてことについて、自分へのふり返りも兼ねながら書いていきます。

 

  1. 青年海外協力隊を目指していて、現役隊員がどんな活動をしているのか気になる人
  2. 現役隊員で、わいと同じように教育系の活動をされている人
  3. ネギヤンの近況が気になる!って人(ありがとうございます。愛してます)

にお届けしますね。

 

 

では、スタートっ!

 

そもそも『出張運動会』ってなんやねん?

『出張運動会』はその字のごとく、
”学校に出張して運動会を子どもと先生たちにお届けする”
という企画です。

 

昨日おこなった第1回では、同期隊員の任地である小学校に
小学校隊員9人, 体育隊員2人, 水泳隊員1人の計12人でおじゃまして
その学校の子どもと先生に『運動会』を楽しんでもらってきました。

この企画のポイントは

  • “日本流” の運動会をお届けすること
  • 多くの隊員で企画、出張、運営すること

です。

 

それぞれについてちょっとだけ詳しく。

 

なんで『出張運動会』なん?

なんでこんな企画をするの?っていう理由は2つあります。

 

ですがその前に1つだけ。

そもそも大前提としては
「サモアの子どもたちに思いっきり体を動かす機会や楽しさを提供したい」
という想いが根っこの部分があります。

なので、派遣先の学校でも体育の授業をしています。

 

スポーツに関していうと、
実はサモアの学校には「Sports Day」と呼ばれる
運動会っぽいものがあるんですが、
あくまでも「っぽい」ってだけでその内容は全然違います。

じゃあなんでわいらはこの「Sports Day」ではなく、
日本式の『運動会』をやろうと企画したのか。

 

ただスポーツをするだけじゃない。『運動会』を通して日本の文化を紹介

1つ目の理由は
「日本のことをもっと知ってほしい」という気持ちです。

サモアで活動していてひしひしと感じるのが、日本の認知度の低さ

 

道を歩けば「サイナ!(中国人)」と声をかけられ

かれこれ1年くらい共に過ごしている同僚や家族にはいまだに

 

おねぎくん
おねぎくん
「ヒロ!中国語でこの言葉はなんて言うんだい?」

 

なんて言われることもしばしば。

それに寂しさを感じちゃうことがよくあるんですよね。

 

だから

『もっと日本のことを知ってほしい!』という気持ち
×
学校・教育分野での活動

で何かできることを探してみると
『運動会』という選択肢がなかなかいい感じなんじゃないかな、と。

 

『運動会』って立派な日本の文化ですからね。

 

 

「とにかく走る!」だけじゃない多様な動きを子どもに楽しんでほしい

うえに書いた「サモア式 Sports Day」では主に

  • 50m走
  • トラック1周走
  • リレー

というように「走る」ことしかおこなわれません。
たまーにボール使うこともありますが。

 

その点、日本の運動会ってあらためて見てみるとめっちゃ工夫されてます。

走るだけじゃなくて

玉入れ綱引き袋飛びみたいにいろんな動きがあったり

借り物競走みたいに運動が苦手でも楽しめる競技もあったり。

 

すげえんすよ。『運動会』って。

 

だから、日本流の運動会を開催することで、
子どもたちに体の動かし方のバリエーションを味わってもらいたい
というのが、「出張運動会」のもう1つのねらいです。

 

出張運動会のアイデアを出してくれたのは同期隊員なんですが、
わいの中ではこんな感じの意味づけを持ちながらこの企画にのぞんでます。

 

 

心理的にも物理的にも隊員同士の距離が近いサモアだからこそできる『出張運動会』

運動会をする理由はわかったけど、
じゃあなんでこんな活動の企画が生まれたのか?

サモアでは教育系の隊員を集めて『部会』なるものが構成されています。

 

 

わいの職種は「小学校教育」なので
図のなかでいう「教育部会」と
そのなかにある「小学校分科会」に所属しているというわけですね。

 

近頃、この小学校分科会のメンバーで
「あれこれ一緒にやっていかない?」っていう流れができつつあります。

 

たとえば

  1. 月1回の算数テスト大会
  2. 出張運動会
  3. 教育省との合同ワークショップ
  4. 理科のワークシートの作成
  5. 開墾プロジェクト(学校農園の造園)

などのプロジェクトを各学校での個人の活動と別に進行中です。

 

おねぎくん
おねぎくん
へー!協力隊って個人で活動するものだと思ってた!

 

そのイメージは大正解です。
基本的に1つの配属先に1人で派遣されて活動することが多いです。

 

では、なんでこんな風にみんなで一緒に活動しているのか。
その理由はサモア特有の『距離の近さ』にあります。

 

 

なんせサモアっていう国はめっちゃ狭いです。
2つの島でできているんですが、その総面積は東京よりもひと回り大きい程度しかありません。

 

なので集まったり隊員の活動先へ行ったりするのが超簡単。
1番遠いところに住んでる隊員でも、4,5時間あれば首都までこれちゃうんですよね。

 

なのでわりと頻繁に隊員同士が集まる機会があります。
集まる機会が多ければ、当然その仲も深まります。

 

そんな 親密さ という 心理的な距離

移動時間 という 物質的な距離

どちらの距離も近いのが、サモアで活動する隊員の特徴です。

 

この利を生かさない手はない!と、
スタートした活動の1つが『出張運動会』なわけです。

 

第1回 出張運動会はご覧の通りでした!

文であーだこーだ言うよりも
これらの写真をご覧もらうほうが伝わると思うので、どうぞ!

 

どうでしょう?

ほとばしる楽しさと幸福感 

感じてもらえましたか?

 

細かい改善点はたくさんあります。

が、とにかく

その場・空気を共有していた全員が心から楽しんでた

ってのがめちゃくちゃ嬉しかったし、なによりも成功の証かなと。

 

ちなみにおこなった競技リストはこちら。

プログラム
  1. ラジオ体操
  2. 2人3脚リレー
  3. 借り人競争
  4. 綱引き
  5. 袋跳びリレー
  6. 馬跳び競争
  7. シンプルなリレー

全部で約3時間。
午前中の時間を全部もらっての開催でした。

 

普段のサモアの学校生活では1億万%やる機会がないであろう、
いろんな動きの運動を子どもたちに楽しんでもらえました。

 

ちなみに今、
思い出し幸せ(思い出し笑いみたいなやつ)がこみ上げてきて
この文章書きながらめちゃくちゃニヤニヤしてます。

 

 

おわりに:でもやっぱり『楽しい』だけで終わらせないために

運動会を終えて考えたことを少し。

『みんな楽しかったからOK!成功だ!』
ってことをさっき書きました。

 

これは本当にその通りだと思ってて、
こういうイベントを運営するときには

参加してる人も自分たちも、みんなが「楽しい!」

ってのがなによりもの成功条件やと思てます。

 

ただそのいっぽうで同時に

「自己満足になってへんか?」

と自問自答したりもします。

モヤモヤ。葛藤にちかいかも。

 

おねぎくん
おねぎくん
その場限りの「楽しい」なんて教育支援じゃないんちゃう?

 

おねぎくん
おねぎくん
ろくな練習もせずに半日限りの運動なんて、やったところで何も変わらへんやろ!

 

なんて意見もあるでしょう。

でもサモアにも国が定めたカリキュラムがあります。
さすがにそれを無視してまで継続的・定期的に1つの学校でおこなっていくのは厳しい。
それができるに越したことはないし、それでこそ子どもに力がつくってのはわかってるんですけどね。

 

じゃあ「この活動には意味がないのか?」

って言われると、昨日のあの子たちの姿を見ていると

「意味がない自己満足だった」なんてどう考えても絶対に思えません。

 

技能を伸ばすとか
知識をつけるとか
それもたしかに大切な教育の役割。

 

でもこうやって非日常を感じて

『はじめての経験を思いっきり楽しむ機会をつくる』

ってのも同じくらい大切な「教育」だって思ってます。

とくにこの小さな島国サモアでは。

 

今回の運動会が
子どもの大切な思い出になったり
日本について興味をもつキッカケになったり
新しい遊び方を思いつくヒントになったり
したら、少しでもやった価値があるんじゃないかなと思います。

その価値は小さいかもしれません。

でも、異国の地で自分ができるのはそれくらい。これが現実

 

じゃあそんな小さな小さな価値を生むことはムダなのか?

というと、そんなわけはない。

とてつもなく小さいかもしれないけど、ゼロじゃないんだから。

 

ぶっちゃけ最近

「なんでこんなところにいるんやろ?」

「なにしにきたんやっけ?」

「ここにおる意味ある?」

なんてことをずーっと考えて
活動へのモチベーションがなかなか上がってませんでした。

 

でも昨日のこの活動のおかげで、

自分は、微力だけど無力じゃない

ってことをあらためて感じることができました。

残り8ヶ月間、前を向いて取り組むキッカケになりそうです。

 

きっとサモアを去る頃には

この日が1つのターニングポイントだった

なんて振り返ることになるんじゃないかな。

 

 

次回の開催は、おそらく来学期。

今回と同じのを繰り返すのもいい。

でもせっかくだから

より良く, より楽しく, より得ることが大きい時間

にしたいなぁ。

ざっくりあいまいなイメージだけど

「学び」「喜び」「自信」「達成感」

なんて要素がもっと散らばってるような、
そんな内容になればもっといいよね、なーんて思います。

 

次回の企画のとき、仲間に相談してみよう。

 

 

 

以上、長々とした文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

ほなまた!